ヴィラーニ・フラン

ヴィラーニ・フラン

 12月4日は、国際カベルネ・フラン デーです。
17世紀のフランスでカベルネ・フランを愛し広めたリシュリュー枢機卿の偉業を偲ぶため、彼の命日をカベルネ・フランの日としました。 

ハンガリーの赤ワイン銘醸地ヴィラーニ地方とカベルネ・フランは密接な関係にあり、世界中のワイン本を見ると往々にしてヴィラーニ地方のワインを語る時にカベルネ・フランについて説明がされています。

ヴィラーニ地方にとってカベルネ・フランは重要なブドウ品種であり2016年から毎年「フラン&フラン」というカベルネ・フランのための会議が開催されています。

世界のカベルネ・フランの畑は54,000㌶、全ブドウの中では17番目に多く栽培されています。ヴィラーニでは3番目に多く栽培されており、330㌶の畑で栽培され、ヴィラーニのブドウ畑の14%を占めます。

初めてヴィラーニ地方とカベルネ・フランを結び付けたのは、ロンドンオークションハウス、クリスティーズ・ワイン部門の前ダイレクターだったマスターオブワインのマイケル・ブロードベント氏がカベルネ・フラン100%の “ヴィラーニ・フラン”をバレル・テイスティングした際、「カベルネ・フランがヴィラーニに安息の場所を見つけた!」と言ったことが発端になっています。 

ヴィラーニ地方は、ハンガリーが共産主義から脱却するとトカイよりも早く1990年初頭に原産地呼称をハンガリーで最初に取得しました。
2005
年にヴィラーニ地方は品質管理システムを導入しました。ヴィラーニの刻印が欲しい場合はクラッシクスとプレミアムの要件を満たす必要がありました。2015年になるとカベルネ・フラン100%のスーパープレミアムというカテゴリーが新しくつくられました。

ヴィラーニ・ワイン委員会によるブラインド・テイスティングで、非常に優れたワインと認定されたカベルネ・フラン100% のワインのみがヴィラーニ・フランという名前を使用することができます。

 

ヴィラーニ・フランと呼ばれるようになったヴィラーニ地方のカベルネ・フランはエレガントで調和のとれたワインです。
そして、ハンガリーの中でも最も厳しい基準を定めています。
プレミアムとスーパープレミアムという2つのカテゴリーがあり、両方とも最低でも1年の木樽での熟成が必須です。プレミアムはリッチでエレガントでなければなりませんし、スーパープレミアムはフルボディで1年の瓶内熟成が義務づけられ、プレミアムよりも更に芳醇で複雑な味わい、ベルベットのような滑らかな口当たりを要求されます。またスーパープレミアムの収量制限はプレミアムよりも厳しいです。補糖は両方とも禁じられています。

しかしながら、クラッシクス、プレミアム、スーパープレミアムの格付けは品質を確約するものではなく、クラッシクスでも素晴らしいワインもあります。
また、カベルネ・フラン100%でないためスーパープレミアムには格付けされませんが、際立って素晴らしいプレミアムのワインも多数存在します。 

ヴィラーニ・フランは通常、中程度から深いルビー色をしており、ラズベリー、ブラックベリー、黒スグリの香り、のアロマがあります。穏やかな酸味とジャムのような火を通した凝縮した果実の甘みを感じ、アルコール度数も高めになります。木樽での熟成由来の繊細な白コショウのようなスパイス感を感じます。

ヴィラーニ・フランはしっかりしたタンニン、エレガントで複雑なスタイルで、数年間瓶内熟成できるポテンシャルがあります。良質なものは1015年の瓶内熟成が可能になります。言うまでもありませんが、涼しく温度変化のない場所で直射日光を避けて保管して頂くと劣化の心配がありません。

ヴィラーニ・フランは16-18℃での丸みのあるチューリップ型のワイングラスでお楽しみ頂くことをおススメします。

ヴィラーニ・フランと合う食材は根菜類、じゃがいも、ビーツ、トマト、熟成チーズ、鴨、臓物、ポークや牛肉です。

ロール・キャベツやビーフシチューと合わせるのは定番ですが、ビーツ・フムスと合わせてみてはどうでしょう?

 

ビーツ・フムス レシピ

【材料】
・ひよこ豆の缶詰 1(250g) 
ビーツ酢漬け 1/2カップ(水煮を使用する場合はワインビネガーかレモン絞り汁で酸味を調整)
アクアファバ(ひよこ豆缶の汁))大さじ2
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
レモン汁 大さじ
タヒニ(白ねりゴマ) 大さじ4
ニンニク 1~2
クミン 小さじ1/2
塩 お好みで

 【作り方】
フードプロセッサーにかけペースト状にする。
好みの野菜やパンと一緒にどうぞ。

■カベルネ・フランを使ったヴィラーニDHC(プレミアム)
クービラ・ヴィラーニ・フラン
ボック・キュヴェ
ヴィリヤン・モンテヌオヴォ・キュヴェ

ブログに戻る